ソーシャルレンディングの利回りをよくよく考える。

まず忘れてはいけない。ソーシャルレンディングの利回りは、事業者&ファンドによって、全然異なる。

僕もソーシャルレンディングを実際に始めてから、初めて、知ったのですが、
ソーシャルレンディング、といっても、
各ファンドの利回りは、
ソーシャルレンディング事業者や、ファンドによって、まさに、ケースバイケース。
結構利回りが高いな、というファンドもあれば、
逆に、「ソーシャルレンディングって、利回りが高いと思って始めたんだけど、そんなに大したことないじゃん」と、(ひとによっては)思うような利回りを提示しているケースもあります。
そして、実際問題として、ファンドとしての良しあしは、
単純な利回りを見るのではなく、
あくまでも、リターン(期待利回り)と、リスクとの、バランスで判断する必要があります。

ソーシャルレンディングの利回り例1

まず最初に例示したいのが、クラウドクレジットのソーシャルレンディングファンドの場合。
広くたくさんの国外案件に投資できるのが、クラウドクレジットを通したソーシャルレンディング投資のだいご味です。
そんなクラウドクレジットのファンドの利回りは、
他のソーシャルレンディング会社の提示している期待利回りと比べて、
いささか、高めです。
利息制限の緩やかな日本国外での案件であるため、という効果もあるでしょう。
しかし、クラウドクレジットのファンドの場合、
原則として、無担保のものが多くなっていますから、
この点は、留意が必要です。

ソーシャルレンディングの利回り例2

2例目は、オーナーズブックの場合。
こちらは、だいたい5パーセント前後の利回り設計が多いですね。
いささか低い、と思うかもしれませんが、
オーナーズブックの場合、ファンドに不動産担保がついている、という、保全効能上のメリットがあります。
その分、いささか、低い利回り提示、となっているわけです。

ソーシャルレンディングの利回り例3

3例目にご紹介したいのは、SBIソーシャルレンディングの場合。
こちらは、利回りについては、ファンドによって、かなりの差があります。
まず、常時募集型ファンドとして人気の、不動産担保ローン事業者ファンドは、3.2パーセントから、と、かなり(ソーシャルレンディングファンドの中では)低めの利回りを提示しています。
これに対して、(常時募集型とは別に)臨時で組成される、オーダーメード型ファンドの場合は、
もっと高い利回りが呈示されているケースも、多数、あります。