ソーシャルレンディング投資において、いかにリスクを分散するか。

まずは、ソーシャルレンディング【業者】を分散する。

1か所のソーシャルレンディング事業者に、資金をまとめて投資してしまうと、
万が一、そのソーシャルレンディング事業者に、何らかのトラブルが発生した場合、
資金の多くを失ってしまうこととなる場合があります。

どこのソーシャルレンディング事業者も、投資口座の開設手続きそのものは、極めて簡単ですから、
面倒くさがらずに、少なくとも数社程度までは、
ソーシャルレンディング事業者を分散した方が、良いと思います。

ただし、何事もやり過ぎは禁物で、
ソーシャルレンディング事業者の分散の「やり過ぎ」もまた、
トラブルの原因となりかねないように思います。

事業者を分散することに夢中になり過ぎて、
かえって、よくわからぬソーシャルレンディング事業者にまで投資資金を投じてしまうと、
その事業者がトラブルに巻き込まれた際、
手痛いダメージを受ける可能性があるから、です。

出資する【案件】を分散する。

適度にソーシャルレンディング事業者の分散を行った、
あとは、1つのソーシャルレンディング事業者の中で、出資するファンドの分散を行いましょう。
とはいえ、実際問題として、
1つのソーシャルレンディング事業者あたり、
本当に出資に値するようなファンド、
具体的には、

  • ファンドシリーズとしての実績もあり、
  • リスク・リターンのバランスにおいても、投資家有利となっているファンド、というのは、

ある程度、限られます。

※信頼に値するソーシャルレンディング事業者だとしても、
なにも、そのソーシャルレンディング事業者が提供している全てのファンドが、出資に値する、とは限らない点に、留意が必要です。

自分が納得できるファンドを、慎重に選び抜いて、
そのファンドに対してのみ、
少しずつ、資金を投じるようにするのが、個人的には、良いと思います。

一番よくないのは、
「人気のソーシャルレンディング事業者だから」とか、
「人気のファンドだから」という理由だけで、
その他、よく考えることなく、
出資を行ってしまうパターンです。
これでは、万が一、貸し倒れ等のトラブルに巻き込まれたとき、悔しすぎます。

自分で、自分の頭で、一所懸命に考えて、
「よし!」と思ったファンドであれば、
万が一、トラブルになったとしても、
「自分が悪かった! 次は気を付けよう!」
と思えるものです。

ソーシャルレンディング事業者も、ソーシャルレンディングファンドも、
あくまでも、自分が本当に「良い」と思えば物にだけ、
投資をするようにすべきだと思います。